オスグッド・シュラッター病

10~15歳の発育期の男子に多く見られる障害。

膝蓋(しつがい)靭帯のけい骨への付着部周辺が痛み、けい骨前方の上端に一見してわかるほどの出っ張りができる。

症状
脛骨粗面が突出し、その部位を押さえると痛みがあります。

歩行ぐらいでは痛みはありませんが、スポーツをすると、その部位に痛みを生じます。

原因として、骨の成長に筋や腱の成長が伴わないことが挙げられ、とくに固い地面でのランニングやジャンプの繰り返しが多いスポーツの選手、O脚やX脚の選手では、より多くのストレスが膝にかかるので発生率が高くなる。

応急手当て
発生直後に限らず、トレーニング後は毎回、大腿四頭筋のストレッチや、四頭筋から痛む部位までのアイシングを15分ぐらい広範囲に行う。

入浴中のコントラストバス(患部を約3分間温浴、1~2分間冷水浴。これを1セットとして4〜5セット繰り返す)や消炎鎮痛剤クリームの塗布、膝蓋靭帯への圧迫テーピングも効果的。

ごくまれに、骨が遊離して、膝をついた時の脛骨粗面の痛みが強いため、手術により摘出術を行う場合があります。

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