テニスやスカッシュなどの手首を強く使うスポーツでは、手首を内側に曲げる屈筋群や手首を伸ばす伸筋群に繰り返し強いストレスがかかるため、慢性炎症が起こって肘が痛むようになります。
テニスをする人にこの病気が増えていることから「テニス肘」と呼ばれています。
症状
肘の外側が痛み、指で押すと強く痛みます。
また、前腕をひねると特に強く痛みます。
この傷害の発生には、次のような原因が挙げられます。
@ウォーミングアップ不足、筋力不足
A未熟な技術、間違った技術(フォームが悪い)
Bガットの張りが強すぎる
Cラケットのグリップが太すぎる
応急手当て
練習中や練習後、肘に違和感や痛みが生じたときは、すぐに運動をやめアイシンングを行う。
30~40分の冷却と休憩を繰り返し、痛みを伴わない程度で前腕の筋肉に対するストレッチングを行う。