腰痛

腰痛はスポーツ選手によく見られる障害です。

しかしスポーツ選手に限らず、立ち仕事を強いられる理容師や美容師、一日中座りどおしのタクシー運転手、無理な姿勢で口の中をのぞく歯科医、さまざまな家事をこなす主婦など、腰の筋肉は日常的に酷使されていて、いつ痛みが現れてもおかしくありません。

症状
腰痛の原因と症状はさまざまです。

激しいトレーニングや無理な姿勢をとり続けることで起こる「筋膜性腰痛症」、腰の筋肉にダメージを受けて起こる「筋挫傷」、骨に何らかの異常があって起こる「脊椎分離症」や「すべり症」、椎間板の異常によって起こる「腰椎椎間板ヘルニア」などがある。
(ただし、腫瘍や感染症、内臓疾患から痛みが生じることもあるので、腰痛に伴って足へと広がる痛みやしびれなどの神経症状が現れた場合は、専門医による精密検査を必ず受けること。)

応急手当て
まずは安静にすること。
ソファなどの柔らかいものは避け、固い布団の上で、えびのような体勢で横になる。

あお向けに寝る場合には、ひざの下に枕をいれるとよい。

2〜3日は安静にし、痛みがひどい場合には、痛み止めを服用してもよい。

日常生活では重い物を持ったり、中腰になることを避けよう。

1週間以上たっても、痛みがひかない場合には、整形外科などの専門医に相談すること。

トレーニング
腰痛の発生直後は、アイシングをして安静に保つことが重要だが、数日安静にして痛みが少しづつ治まり、日常生活での動作を支障なく行なえるようになったら、腰の筋肉の緊張を和らげるセルフ運動療法や柔軟性を高めるストレッチングを行ないたい。

痛みを伴わない範囲で、目的の筋肉が伸ばされていることを意識しながら、自然な呼吸で行なうとよい。
(呼吸を止めてはいけない)

さらに、腰を支える腹筋と背筋を強化して、腰痛が再発しにくい体作りを行なえば、不用意に腰痛を起こすこともなくなり、起こっても早い回復が期待できる。

筋肉の一部に断裂が生じると、筋肉内の血管から出血し、そのために痛みや腫れといった症状が現れる。

ウォーミングアップは筋肉に血液を供給し、筋温を高め、伸縮運動をスムーズに行なえるようにすることで、筋肉本来の力を発揮させるために行なうものである。

天候や気温などの条件にもよるが、これを十分に行なわないと、筋挫傷が起こる可能性が高くなる。

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