間接に無理な力が加わって、可動範囲の限界以上に引き伸ばされ、じん帯や間接包が延ばされた状態、または切れてしまった状態を捻挫という。
捻挫は、運動やスポーツでもっともよくみられる傷害で、とくに足首や手首、指、膝に多く見られるが、人体のあらゆる関節にその症状は発生します。
症状
軽度−部分的な痛みがあり、ケガをしたところに全体重をかけることができる。(治癒目安7~10日程度)
中度−連続的な強い痛みがあり、患部に全体重をかけることができず、正常に歩くことができない。(目安2〜8週程度)
重度−痛みや腫れ、内出血が激しく、不安定感を伴う。(目安2ヶ月以上)
応急手当て(足首の場合)
@スポンジ、くつ下などで腫れがでそうな部位を押さえる。
A足首を台などの上に置き、心臓より高い位置へキープ。
B氷のうを当ててアイシング。
C氷のうをあてたまま弾性包帯をまき圧迫固定する。きつすぎないように注意する。
D48~72時間は安静に。起きている間はアイシング30分、休憩30分を交互に繰り返す。
氷のうの代わりに、洗面器などに氷水を入れて、そのなかでアイシングをしてもよい。この場合も弾性包帯で圧迫固定し、アイシングと休憩を30分づつ繰り返す。
応急手当を施したあとは、受傷部位をテーピングし、医療機関へ。