転倒したときなどに、骨にその抵抗力を超える力が加わって起こる骨折。
小さな衝撃を繰り返し受けることによって生じる疲労骨折。
腱によって筋肉とつながっている部分の骨が、急激な筋肉の収縮によってはがれる剥離骨折。
まだ骨が成長過程にある若い選手に多い骨折など、スポーツの現場で起こりやすい骨折には、いくつかのパターンがある。
応急手当て
まずは、捻挫や打撲のときと同様に、圧迫、安静、アイシング、高挙といった処置を施して医療機関に行き、精密検査を受ける。
@骨折部、その上下の関節を動かさないように安静にする。
A出血していれば、止血する。
B骨がとび出していたり、骨折部が変形していても、無理に直さない。
C副木をあてて、骨折部を中心に前後の関節を固定し、できるだけ早く医療機関へ。