打撲

打撃や衝突などの外部からの圧力で、筋肉や皮下組織が損傷したり、出血したりする傷害を打撲という。

症状は部位や起こったときの状況によってまちまちだが、とくに注意したいのは頭部を打撲したとき。

発生後しばらくして症状が悪化したり、頭の骨が折れていることもあるので、その経過に注意して、異常があれば速やかに医師の診断を受けること。

打撲したとき、傷があれば傷口を水道水でよく洗い、消毒をしてガーゼなどを当てておきます。

その後、患部が腫れてくるようなら氷をビニール袋にいれて、患部を冷やします。

これらの応急手当は、打撲だけでなく、捻挫、骨折、脱臼などのスポーツ外傷の初期治療に有効です。


頭・胸・腹を強打したら
打撲の場合、外見から傷がなくても内部に損傷を伴うものもあるので注意が必要です。

特に頭・胸・腹の打撲は内臓損傷(脳・肺・肝臓・膵臓・脾臓・腎臓・胃腸)や内出血を起こしている場合もありますので速やかに診察を受けるようにしましょう。

頭部を強く打ったら、頭を高くして静かに寝かせます。
このとき、首を前に曲げると呼吸がしにくくなるので、横にいる人は注意して下さい。

けがをした直後には、意識がはっきりしていても、後で意識障害がでてくることがあります。

胸の打撲で注意したい事は、肋骨(ろっこつ)の骨折です。
肋骨を骨折すると、呼吸するたびに患部が痛みます。

2〜3本の単純骨折なら、呼吸困難になることはありませんが、呼吸のたびに肋骨が動くので、激しい痛みは2〜3週間続くことがあります。

腹部の打撲は、直後から激しい痛みが起こり、顔面が青白くなって腹部がふくらんできたら、内臓破裂によって出血している場合があります。


腹痛だけでなく、発熱、嘔吐もあるようなら腹膜炎が疑われます。

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